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2026/07/07 15:29 ~ なし
物価高の時代に、花屋も変わらなければならない

こんな時代の我々生花店の役割を改めて考える
円安、物価高、原材料費の高騰。
ここ数年で、暮らしにかかるお金は確実に増えています。
食料品、日用品、光熱費、燃料費。
毎日の生活に必要なものを買うだけでも、以前より負担を感じる時代になりました。
それは、お客様だけの話ではありません。
私たち販売店も、同じように大きな変化の中にいます。
花も例外ではありません。
市場で仕入れるお花も、資材も、鉢物も、配達にかかる燃料も、以前と同じ価格では維持しにくくなっています。
今までのように、たくさんの商品を大量に並べて、売れ残った分は仕方がない。
そういう売り方が、だんだん難しい時代になってきました。
花屋も、変わらなければならない時代です。
価格を上げるだけなら、誰にでもできる
原価が上がった。
だから販売価格もそのまま上げる。
これは、やろうと思えば誰にでもできます。
もちろん、どうしても価格を見直さなければならない場面はあります。
仕入価格が大きく上がれば、販売価格に反映せざるを得ない商品もあります。
しかし、それだけではお客様のためにはなりません。
物価高の時代だからこそ、販売店側にも努力が必要です。
ただ仕入れ値を販売価格に乗せるのではなく、
どうすれば少しでも無駄を減らせるのか。
どうすれば良い花を、適正な価格で届けられるのか。
どうすればお客様にとって価値のある商品を残せるのか。
そこを考え続けることが、これからの販売店に求められていることだと思います。
花屋にとって、ロス削減は避けて通れないテーマ
生花は、名前の通り「生きている商品」です。
仕入れた瞬間から、鮮度との勝負が始まります。
食品と同じように、時間が経てば状態は変わります。
売れ残ればロスになります。
だからこそ、花屋にとってロス削減は非常に大きなテーマです。
たくさん仕入れて、たくさん並べる。
売れたら良い。
売れ残ったら仕方がない。
この考え方では、今の時代は簡単に利益を圧迫します。
そして利益が圧迫されれば、最終的には価格にも影響します。
つまり、ロスは販売店だけの問題ではありません。
ロスが増えれば、結果としてお客様にとっても不利益につながります。
だからこそ、私たちはデータを活用しながら、仕入れの精度を高める必要があります。
曜日ごとの売れ方。
季節ごとの動き。
仏花、供花、切花、鉢物、それぞれの需要。
入荷日ごとの販売傾向。
店舗ごとの売れ筋。
こうしたデータを見ながら、必要なものを、必要な量で、必要なタイミングに仕入れる。
それが、これからの花屋にとって重要な経営努力だと考えています。
安い花だけに逃げることは、専門店の役割ではない
価格を抑える方法は、いくつもあります。
単価の安い花を増やす。
グレードを下げる。
サイズを小さくする。
安価な輸入品を中心にする。
そうすれば、表面的な売価は下げやすくなります。
しかし、私たち専門店がそれだけを選んでよいのか。
そこには慎重でなければならないと思っています。
もちろん、安い花を否定しているわけではありません。
安い花には安い花の役割があります。
手軽に買えること、短期間だけ楽しむこと、価格を最優先にする場面。
そうした用途には、きちんと意味があります。
外国産のお花にも、外国産のお花の役割があります。
時期や品目によっては、安定供給や価格面で助けられることもあります。
ただ、生花専門店としての役割は、そこだけではありません。
専門店は、ただ安い花を並べる場所ではありません。
花の状態を見る。
等級を見る。
サイズを見る。
鮮度を見る。
日持ちを考える。
用途に合うかを考える。
お客様が持ち帰った後の満足まで考える。
そこまで含めて商品を選ぶのが、専門店の仕事です。
良い花を、無駄なく、適正価格で届ける
当店が目指しているのは、ただ高い花を売ることではありません。
そして、ただ安い花を売ることでもありません。
良い花を、無駄なく、適正価格で届けることです。
品質を落として価格だけを守るのではなく、
ロスを減らすことで価格を守る。
仕入れの精度を高めることで価格を守る。
データを活用することで無駄を減らす。
そのうえで、専門店としてお客様におすすめできる花を残す。
これが、今の時代に花屋が取り組むべきことだと考えています。
お客様にとって大切なのは、単価だけではありません。
安く見えても、すぐに傷んでしまえば、また買い直す必要があります。
少し良いお花を選び、きちんと手入れをして、少し長く楽しむ。
その方が、結果的に満足度が高い場合もあります。
花は、何万円もする高級品だけではありません。
数百円から買える、暮らしの中の身近なぜいたく品です。
玄関に一輪あるだけで、帰ってきた時の気持ちが少し変わる。
食卓に少し花があるだけで、部屋が少し明るくなる。
仏壇にきれいな仏花があるだけで、手を合わせる時間が少し丁寧になる。
お店や職場に花があるだけで、空間の印象が少しやわらかくなる。
この「少し」が、今の時代にはとても大切だと思います。
少し彩る。
少し華やかにする。
少し気持ちを整える。
少し幸せな気分になる。
花には、その力があります。
札幌の花屋として、これから大切にしたいこと
札幌市白石区・東区で花屋を営む私たちにとって、これから大切なのは、ただ商品を並べることではありません。
お客様にとって必要な花を、必要なタイミングで用意すること。
仏花や供花を、鮮度よく安定してご用意すること。
ご自宅用のお花を、無理のない価格で楽しんでいただくこと。
法人様や店舗様、施設様に向けて、用途に合ったお花をご提案すること。
そして、ロスを減らしながら、品質を守ること。
今までと同じやり方だけでは、これからの時代には対応できません。
販売店も変わらなければならない。
花屋も変わらなければならない。
でも、変えてはいけないものもあります。
それは、お客様に良い花を届けたいという気持ちです。
価格だけを追いかけるのではなく、
品質だけを押しつけるのでもなく、
お客様の暮らしに合う形で、少し良い花を届ける。
それが、フラワーショップマルイチが考える、これからの花屋のあり方です。
物価高の時代だからこそ、販売店の努力が問われます。
円安や原価高騰の時代だからこそ、仕入れの精度が問われます。
そして、先が見えにくい時代だからこそ、暮らしを少し明るくする花の価値があると思っています。
フラワーショップマルイチでは、日常に飾りやすいお花から、仏花、供花、贈答用のお花、法人様・店舗様向けのお花まで幅広くご対応しております。
良い花を、無駄なく、適正価格で。
札幌の生花専門店として、これからもお客様の暮らしを少し彩るお花をお届けしてまいります。


